事例紹介

税務事例:2026年02月05日

『毎月の利益×12=年間の利益』が実現。試算表を見るのが楽しくなる、決算費用の平準化テクニック

ご相談内容

サブスクリプションモデルによる安定した売上基盤をお持ちの会社様は、「期中は利益が出ているように見えても、決算時に賞与や減価償却費などの大きな費用を計上するため、結局今期はいくら残るのかが見えにくい」というお悩みを抱えていました。

 

そのため、決算直前まで正確な年間利益や納税金額が分からず、毎月の試算表を見ても「最後に大きく減るかもしれない」という不安が拭えず、経営の役に立たない数字と感じていました。

<現状分析と改善策>

【現状分析】

 毎月の売上は一定ですが、年に数回の賞与や、年に一度の大きな支払いが特定の月に集中しているため、期中の月次損益が実態よりも良く見えてしまっていました。その結果、「毎月の利益×12ヶ月=年間の利益」という計算が成り立たず、着地見込みや納税予測が立てづらいことが、経営上のストレスとなっていました。

【結果】 「毎月の利益を12倍すれば、だいたい年間の利益になる」というイメージが明確に湧くようになりました。 特に効果的だったのが、決算見込みが精緻化されたことで、決算賞与の算定が非常にスムーズになった点です。 「通常のボーナスや経費を引いた上で、最終的にこれだけ利益が残る」という正確な数字が早期に見えるため、社長自身も納得感を持って決算賞与の額を決定できるようになりました。

 
 

【改善策】

 年払いの経費や決算賞与の概算計上に加え、夏季・冬季賞与についても「賞与引当金」として概算金額を毎月計上する運用を徹底しました。 この際、単に支給額を見込むだけでなく、会社負担分の社会保険料も加味して費用化したことがポイントです。 賞与の引当自体は会計の基本ではありますが、社会保険料まで含めた「会社が負担する総額」を正確に毎月のコストとして織り込むことで、月次の損益を極限まで実態に近づけました。

【結果】

  「毎月の利益を12倍すれば、だいたい年間の利益になる」というイメージが明確に湧くようになりました。 特に効果的だったのが、決算見込みが精緻化されたことで、決算賞与の算定が非常にスムーズになった点です。 「通常のボーナスや経費を引いた上で、最終的にこれだけ利益が残る」という正確な数字が早期に見えるため、社長自身も納得感を持って決算賞与の額を決定できるようになりました。

決算直前の想定外のアクシデントがなくなり、期中の段階でおおよその納税額も把握できるようになったことで、毎月の試算表を見ることが「期末にこんな利益は残らないと不安を感じる時間」から「経営の成果を実感できる楽しい時間」へと変化しました。

 

まとめ

「期中は黒字だったのに、税理士からの決算書を見るとトントンだった」という事態は、経営のモチベーションを下げてしまいます。

年間の費用を月々に平準化し、賞与などの人件費も社会保険料込みで正確に引当計上する。これだけで毎月の数字が「真実」を語るようになり、安心して経営判断ができるようになります。

税理士からの月次報告に対して、もっとこうして欲しいというご希望がある方は、ぜひHOPへご相談くださいませ。 会社様に合う月次報告をすることで、毎月の試算表を見るのが楽しい時間になることをお約束します。

 

(文責:指原 達也)

 
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