コラム

26卒が卒業前に知っておきたい給与と社会保険

老田 晴彦 2026年03月05日

3月に入り2026年に大学を卒業する皆様は社会人として独り立ちする時期を迎え、将来のことやお金のことが不安な人も多いのではないかと思います。

実際にSMBCグループの「20代の金銭感覚についての意識調査2026」を見てみると、現在の自分の貯蓄状況について不安を感じている人は69.4%にのぼります。

そのような社会へ羽ばたく皆様の手取りを減らす社会保険とは何なのかを紹介します。

広義の社会保険とは?

皆様は社会保険と聞くとどのようなイメージが湧きますでしょうか。手取りを減らす天敵というイメージを持っている方も少なくないと思います。しかし、そのイメージは偏っています。

一般に社会保険は

 

・健康保険

・厚生年金保険

・雇用保険

・労災保険

・介護保険

 

の5つを指します。「労災保険」は企業が全額負担し、「介護保険」は40歳になってから天引きが始まる保険料です。ですので20代の皆様が給与から天引きされる保険料は「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」になることから今回はこちらの3つの制度について紹介します。

健康保険とは

皆様にとって最も身近な社会保険はこちらの健康保険になるのではないかと思います。

病院で資格確認書やマイナ保険証を提示すると現役世代は3割負担で治療を受けることができます。

またそれ以外にも様々なサポートを受けることができます。

 

・傷病手当金           :仕事外のケガや入院等で働くことができなくなった場合にもらえるお金。

・出産育児一時金 :出産の際に受け取ることができるお金。

・出産手当金           :産前産後休業を取得したときに受け取ることができるお金

・高額療養費制度 :医療費が高額になったときに医療費支払いに上限を設けられる制度。

 

例示したような様々な制度によって予期せぬトラブルの際も、お金の心配を減らすことができます。

厚生年金保険とは

この社会保険が天引きされる社会保険の中で最も金額が多いものになります。

厚生年金保険は将来のもしもの死亡や大けが、老後の生活費の問題に対応するために整備されている制度になります。

 

老齢年金:65歳以上の方が受け取ることができる年金。

障害年金:障害を持った方が受け取る年金。

遺族年金:扶養されていた方が扶養していた方が亡くなったときに受け取る年金。

 

天引きされる額が多い方はより多く年金を受け取ることができます。

 

雇用保険とは

こちらの保険は失業対策や労働者の能力の向上を目的とした社会保険となります。

 

基本手当                         :失業したときに受け取ることができる手当。

育児休業給付金          :育児休業を取得した際にもらえる手当。

一般教育訓練給付金:指定された一般教育訓練を終了したときにもらえる手当。

 

基本手当や育児休業給付金についてはご存知の方も多いと思いますが実はリスキリングについても給付を行っています。

 

まとめ

今回紹介した手当や制度をすべて使うということは難しいですし、確かに天引きによって手取り額は減ってしまいます。

しかし、社会保険がセーフティーネットで自分を守るための心強い味方であるということも、ぜひ頭の片隅に置いておいていただきたいです。

 

参考文献

https://www.smbc-cf.com/news/data/2026/01/news_20260115.pdf

 

(文責:老田 晴彦)

 
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