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コラム

遺言書は家族への最後のラブレター。想いを綴る「付言事項」の大切さ

稲好敬介 2026年07月03日

 

 当グループでは、多くのお客様から相続に関するご相談をいただきます。

 その際、「うちには揉めるほどの財産はないから、遺言書なんて必要ない」とおっしゃる方も少なくありません。

 しかし、実際の相続トラブルは、財産の大小に関わらず発生しているのが現実です。

 

 遺されたご家族が迷わず、円満に手続きを進められるよう、お元気なうちから遺言書を作成しておくこと。それは、ご家族への何よりの「思いやり」のかたちです。

 

 遺言書を作成する際、誰にどの財産をどれくらい遺すかという「法的な効力」ばかりに意識が向きがちですが、実はそれと同じくらい重要な項目があります。

 それが「付言事項(ふげんじこう)」です。

 

1. 付言事項とは?

 付言事項とは、財産の分割方法などの法的な事柄以外の「ご自身の想い」を自由に書き記す部分です。

 ここには法的な拘束力はありません。しかし、「なぜこのような財産の分け方にしたのか」という理由をはじめ、ご家族への感謝の気持ちや、これからの人生に対する励ましの言葉などを自由に綴ることができます。

 

2. なぜ付言事項が重要なのか?

 例えば、生前は厳格で口数が少なかったお父様が亡くなったケースを想像してみてください。

 遺言書にただ機械的に「自宅は長男、預貯金は長女へ」とだけ書かれていると、子どもたちは「最期まで事務的な人だったな……」と、どこか寂しさや不満を抱いてしまうかもしれません。

 しかし、付言事項にこのような本音が添えられていたらどうでしょうか。

 

 「長男へ。不器用な私を支えて、家を継いでくれてありがとう。

  長女へ。お前が初任給でくれたネクタイは、私の生涯の宝物だった。

  二人は私の最高の誇りです。これからも仲良く、笑顔で生きてほしい」

 

 お父様の深い愛情が子どもたちの心に真っ直ぐ届き、遺された家族の間に温かい絆が残るはずです。

 

3. 遺言書は「最後のラブレター」

 付言事項は、いわば「遺されたご家族への最後のラブレター」です。

 無味乾燥になりがちな法的書類に、ご自身の温かい想いを添えることで、ご家族の絆を守り、トラブルのない「笑顔相続」へと導く大きな役割を果たします。

 

 

 私たちHOPグループでは、税金や法律といった専門的な手続きのサポートはもちろん、ご家族の想いに寄り添った「笑顔相続」の実現を何よりも大切にしています。

 

 「何から手を付ければいいかわからない」

 「自分の場合は、どう書けば想いが伝わるだろうか」

 

 そうお悩みの方は、ぜひお気軽にHOPグループへご相談ください。

 皆様の大切な想いを形にするお手伝いをさせていただきます。

 
 
 

文責:稲好 敬介

 
 

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