事例紹介

成長企業診断®事例2025年07月25日

売上は立っているのに、なぜか資金が足りない…その根本原因、突き止めませんか?

ご相談内容

  • 売上・利益ともに伸長しているにもかかわらず、手元のキャッシュが想定通りに増加せず、資金繰りが逼迫している。
  • 売掛金の回収遅延や借入金返済の負担などが要因として考えられるが、自社内での分析のみでは、根本原因の特定が困難である。

現状分析と改善策

「成長企業診断®」を実施し、会社の現在地を総合的に、客観的に分析

現状分析・原因

  • 月次決算や予実管理が適時に行われていないため、企業の正確な財政状態やキャッシュフローをタイムリーに把握できていない。
  • 損益計算書上は利益を計上しているものの、その利益が借入金の元本返済に充当されており、手元資金が残らない状況である。
  • 事業の継続に必要な運転資金が恒常的に不足している。

解決策

  1. 経営理念やビジョンと連動した中長期事業計画を策定する
  2. 迅速な月次決算と、それに基づく効果的な予実管理の仕組みを確立する。
  3. 月次経営会議を実施し、経営状況を定期的に振り返る仕組みを構築する。

まとめ

財務課題の根本原因は、表面的な数値だけでは見えにくいものです。

 

上記の事例では、損益計算書上は利益を計上しているにもかかわらず、慢性的な資金不足という課題を抱えていました。この問題は、損益計算書上の利益のみに注目し、キャッシュフローを基にした実質的な財務状況を正確に把握できていなかったことに起因します。

 

そこで「成長企業診断®」による分析を実施したところ、利益の多くが借入金の元本返済に充当されており、それが資金繰りを圧迫している構造であることが明らかになりました。

この客観的な診断結果に基づき、キャッシュフローのタイムリーな把握に向け、短期の予算計画を策定し予実管理を進めていく予定です。

 

「成長企業診断®」は、企業の財務状況や経営システム(経営状況のモニタリングによってPDCAを回すこと)が機能しているか等、会社の健康状態を多角的に分析・可視化し「現在地」を把握することにあります。

 

もし、「課題感があやふや」、「原因が究明できない」、「解決策立てたが不安」等お悩みがございましたら、

一緒に原点に立ち返り「現在地」を把握してみませんか。

持続的な成長に繋がるよう、成長企業診断®を基に、最適な解決策をご提案いたします。

(文責:稲好 敬介)

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