遺産分割をめぐる争いは枚挙にいとまがないが、
被相続人が生前に遺言書を遺すことで、家族の紛糾を未然に防ぐことができる。
とはいえ、遺言書の形は家族ごとに、構成する財産ごとに千差万別だ。
すべての家族に当てはまる完全無欠の「ひな型」は存在しない。
例えば、サラリーマン家庭と事業家の家庭では、誰にどの財産をどの程度相続させるかも含めて、
遺産分けの視点が全く異なる。遺言書はまさに「十家族十色」なのだ。
そこで本書では、さまざまな家族・構成財産の事例を掲げ、
それぞれの家族で最も望ましい形となった遺言書の作成例を30点紹介し、
争族を避ける遺言書作成のポイントを解説していく。
『争族図鑑』、『笑顔で相続をむかえた家族』につづく、
相続診断士による書き下ろし第3弾‼