・労働基準監督署より長時間労働の実態に関する調査の依頼がきた
・現状、正しい管理ができているかがわからない。
ご相談内容
現状分析と解決策
具体的な原因
・タイムカードはあるものの、従業員の私用時間(夕食や勤務後の雑談等)までが労働時間として記録されている。
・時間外・休日労働に関する協定届(36協定)の届出はしているが、形骸化している。
・1ヶ月の労働時間は締日到来後、集計してみないと誰も把握できていない。
・長時間労働になっている原因がよくわかっていない。(とにかく忙しい…。)
解決策
・従業員の協力も仰ぎ、私用時間を労働時間に含めず、本来の労働時間を記録、把握した。
・労働時間に関するルールを再度確認し、理解に努めた。
・クラウド型の勤怠システムを導入し、労働時間をリアルタイムで確認できるようにした。
・月に数回、面談の機会を設け、業務進捗の確認をこまめに行うようにした。
まとめ
昨今、ワークライフバランスが重要視されるようになり、長時間残業を見直す企業が増えています。
とはいえ、特に中小企業では人手が足りず、残業時間削減への思いとは裏腹に、なかなか具体策が取れない企業が多いのも事実です。
長時間労働の削減は企業努力だけでは限界があり、労働時間に関するルールを従業員1人1人にも理解してもらい、意識させ、協力を仰ぐ必要があると思います。
労働時間の正しい把握ができると、業務の質や量に対する労働力の配分が明確になり、採用計画が立てやすくもなります。
企業側の期待値と実績との差を図ることもでき、適正な評価などにも繋がります。
大切な従業員が長く活躍できる環境を整えることも、企業にとっては重要な役割の1つです。見直しをご希望の方はぜひ、HOPグループへご相談ください。
(文責:山寺 聖良)