お客さまの声

メディカルクリエイター誕生の原点

父は、機能美を追求するカーデザイナー。母は、科学の力で人を癒す薬剤師。幼い頃の私にとって、美しさと科学、そして人の役に立つことは、ごく自然に隣り合わせにあるものでした。生命の尊さに惹かれて獣医師の道を歩みましたが、人の心と体の仕組みへの探求心は、常に私の内にありました。
その想いが切実なものになったのは、私自身が体調不良に苦しんだときのことです。なぜ、こうなってしまうのか。どうすれば、抜け出せるのか。当時の私の周りには、その問いに明確な答えをくれる医師は、残念ながらいませんでした。正しい知識が、本当にそれを必要としている人に届いていない――。医療の現場に存在する「伝わらない」という壁を、身をもって痛感したのです。

「正しい医療情報を、誰もが直感的に理解できるデザインの力で届けたい」

その想いは日増しに強くなりましたが、日本に「医療×デザイン」を事業として掲げる会社は見当たりません。ならば、自分でやるしかない！とぼんやりとしていた起業への想いを、揺るぎない確信へと変えていきました。

個人の想いから、社会的使命へ

創業後、恩師でもある奈良島氏との出会いが私の視点をさらに大きく広げてくれました。彼との対話を通じて、当初思い描いていたビジネスモデルの課題に気づかされると同時に、私が感じていた「伝わらない」という課題が、日本社会全体の根深い問題に繋がっていることを再認識したのです。
それは、3つの大きな社会的課題でした。

◆教育現場の課題
　未来を担う子どもたち、そして命を預かる外科医でさえ、効果的な教育教材が不足している現実。
◆研究力の課題
　日本の研究者や教育機関の素晴らしい成果が、世界に正しく伝わらず、国際的な評価が低下している現実。
◆国民の健康への課題
　正しい情報が届かないことで、国民全体のヘルスリテラシー(健康を理解し活用する力)が低下している現実。

私の原体験であった個人的な課題は、日本が抱える大きな課題そのものでした。

私たちが目指していること

私たちの事業は、単なる制作会社ではありません。デザインとテクノロジーの力で医療の「伝わらない」を解消し、これら３つの社会的課題を解決するために存在します。
子どもから大人まで、誰もが楽しく、正しく、体の仕組みを学べるように。
すべての人が自らの健康に関心を持ち、賢明な選択ができる社会になるように。
そして、世界に誇るメディカルクリエイターを育てて参ります！

この想いを胸に、私たちは挑戦を続けていきます。

HOPさんとは、創業時に知り合いを通じて星川税理士をご紹介いただいたことがご縁となりました。
税務や労務の細かな部分を顧問契約でサポートいただきつつ、1年半前からは「組織づくり」のご支援をいただいています。
秋からは待ちに待った成長考課制度のトライアルが始まる予定で、準備段階では頭を抱えつつもとてもワクワクしています！！