選択制企業型確定拠出年金とは？

あなたの会社に退職金の制度はありますか？
大企業であれば高額な退職金が支給されるケースもありますが、中小企業においては退職金の制度自体がなく、福利厚生の面で他企業に見劣りしてしまうことがあります。
そこでおすすめしたいのが、選択制企業型確定拠出年金です。企業は低コストで従業員の資産形成を支援することができます。

選択制企業型確定拠出年金とは

簡単に言うと、現役期間中に給与の一部を投資に回し、その投資で得たリターンを、年金または一時金として60歳以降に受け取る制度のことです。「選択制企業型確定拠出年金」という名前を分解すして見ると、仕組みをより理解できます。

「拠出」
拠出とは、投資のためにお金を払うことをいいます。

「年金」
原則60歳以降に受け取りが可能です。
年金としても一時金としても受け取りができます。

「確定拠出」
給付額ではなく、拠出額が確定していることを意味しています。
運用によっては大きなリターンを得ることができます。
運用は従業員が自身の責任のもと行います。

「企業型」
iDeCoは確定拠出年金の一種で、掛金の拠出や運用をすべて個人で行います。（そのため、個人型確定拠出年金と呼ばれます。）
企業型の場合、会社が掛金の拠出や事務を行います。
掛金は給与に上乗せして会社が支払うことも可能ですし、従業員が自身の給与の一部を充てることもできます。設計の自由度が高いのが特徴です。

「選択制」
いくら拠出するかは従業員に委ねられます。掛金の拠出を選択しないことも可能です。