社長は、評価制度に問題があるため社員が育たないという認識でした。
評価制度以外に原因があると感じた私は、成長企業診断®を受診することをお勧めしました。
成長企業診断®は、よくある財務診断やモチベーション診断ではなく、『顧客満足度』『事業継続性』『経営システム』『従業員満足度』『コンプライアンス』という会社の成長に必要な5項目を多角的に診断して、会社の現在の状況や課題、長所などを可視化するものです。
診断の結果、評価制度よりも前に「中長期事業計画の言語化」が足りないことによる、具体的目標の欠如が原因であることが見えてきました。

まず、社長に中長期事業計画を明確化していただき言語化、それを元に短期予算まで明確に数値化をおこないました。
数値化された予算を元に、社員に目標を設定、更にその目標を元にした行動計画なども評価制度に連動させました。
すると社員も自分がやるべき事、努力するべき事、期待されている事に気付き、自ら目標達成に向けて考え行動するようになりました。

評価制度だけでは社員は成長せず機能もしません。
経営理念、事業計画、ビジョン、予算、ルール、処遇など全てを整備して繋げることで初めて機能する様になります。
社長の夢に評価制度が繋がっているか、ぜひ確認してみてください！

（文責：平岩　大輔）