HOPの「笑顔」インボイス対応

「現状維持バイアス」。これは、変化を受け入れず、現状維持を望む心理作用のことをいいます。変化をした方が明らかに良いと分かっていても変える手間を惜しんで現状維持を志向してしまうというから厄介ですね。
10月から始まるインボイス制度は、この現状維持バイアスから抜け出す好機だなと実感しています。かつてのHOPのホームページには「お客様に合わせてサービスをカスタマイズします」ということを謳っていました。良かれと考えてクライアントごとに最適と思われる経理方法を確立したつもりが、月日を経て、会計のテクノロジーの改善や取引業者からの資料提供の方法が変化していても、現状維持バイアスで従来のやり方を踏襲する傾向がありました。結果、クライアントごとに使うツールも資料のもらい方もバラバラという現状を生み出しました。

・現金領収書は、スマホで撮影して適格請求書等かをAIが判定し仕訳を生成。
・毎月定例の支払請求書は、データ連携で複数税率まで自動仕訳

クライアントの状況に合わせてカスタマイズしていく思考は変わりませんが、最先端のツールを駆使し、資料収集の方法をパターン化して標準化を進めています。インボイス制度の開始で手間やコストが増えることは事実ですが、このタイミングでクライアントにも会計事務所にもシンプルで効率化された経理方法を構築する好機を得ています。
この数ヶ月、これまでの業務工数が減りそうだ!という期待感をもてる「ワクワクする瞬間」を沢山積み上げることができています。インボイス制度の対応で経理実務の現場はネガティブな声が多く聞かれていますが、その状況さえもツールとコンサル能力でポジティブに変換していく。HOPではそんな制度対応をしています。

(文責:星川望)

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