社員や縁ある人と幸せになりたいのであれば、経営者は方針・想いを言語化し数値化し共有すること

<ご相談内容>

・創業して7期が経ち、会社や社員を成長させていきたいと考えているが、具体的に何をしていけばよい かわからない。
・今後は関連する事業の子会社も作りたい。どのように事業計画を策定したりするとよいかを知りたい。

<成長企業診断による現状分析と改善策>

●現状分析

・社長の大切にしている考え方や方針を伝える機会・研修は実施しているが、会社としての理念ビジョンが言語化されておらず、会社としての共通認識となっていない
・売上は安定的に向上しているが、ビジョンを実現するための具体的な数値計画(中長期計画・短期予算)構築までにはいたっていない
・今後の規模拡大や、新しい事業を創っていくために、経営者としての知識の向上や労務の整備が必要

●解決策

社長が大切にしている想いを言語化。理念・ビジョンを策定し、中長期計画を策定。経営方針発表会の実施。
3年後・5年後に実現したい未来を見据えた仕組み化(10KFG)の整備を実施
(社長を中心とした文鎮型の組織(エキスパート経営)から複数階層組織(レバレッジ経営)へ)
成長考課制度を導入し、社員に求める役割・ミッションを明確化

【理念ビジョン・中長期事業計画を策定し、社内外への共有(経営計画発表会)の実施】
1. 理念・ビジョンを言語化
2. 現状を分析(売上項目毎の粗利率の状況や管理の状況を確認)
3. 中長期事業計画を策定し、3年後・5年後までに取り組むことを明確化。未来の組織図の作成
4. 経営方針発表会を行い、新たな方向性を社員とステークホルダーへ共有

【経営の知識向上】
成長企業の創り方セミナーを受講し、仕組み化の基礎を習得

【労務相談顧問】
現在の課題だけでなく、人事制度導入にむけて、就業規則・雇用契約書の見直しなどのサポート

【成長考課制度の導入】
1. 役割期待の明確化
現在の各メンバーの業務内容について洗い出し
各職位毎に必要なのスキルの整理
2. 社員の成長考課シートの作成
3. 給与体系の整備(賃金テーブル・賞与制度)

●まとめ

創業してから、これまでの期間を経て、社員が増え、関わる人との縁により、社長自身の経営への想いが大きく転換されたことをきっかけに、会社や組織を成長させていきたいと考え、ご相談にこられました。
成長企業診断®を通じ、
・これまでの経営の棚卸しを行えたことで、思考が整理できた
・成長企業診断®のヒアリング項目に回答をすることで、実現したいことを言語化するきっかけとなった
・報告書の数値データを見て、数値を間において客観的な指標で具体的に考えることが重要
・会社の成長には、経営者が考えていることを言語化し数値化しなければならない事
など、考えていることを明確化していくことが必要であるという気づきとなり、
社長自身の熱い想いをもっと具体的なもの(文字や数字)にしていきたい という考えが明らかになりました。
社員や縁ある人と幸せになりたいという社長の大切な想いは、
口述だけでなく、文章として明らかにし、目的目標を達成するための事業計画として表すことが大切です。
作成した経営方針は、社長と同じ方向を向いて、力になりたい思い願う社員や、ステークホルダーにとっても大切な指標(コンパス)となります。

(文責:土井 実紗)

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