セイズ株式会社
代表取締役 及川 達也 氏
セイズ株式会社
代表取締役 及川 達也 氏
平岩 大輔
東京都葛飾区から江戸川区、足立区、荒川区と東京の東部を中心に、未来基準の高性能デザイナー住宅を提供している住宅建設業者様。
常に学びを続け、経営者として背中を見せ続ける及川社長と、それを支える幹部・社員の皆さまの強い結束力で、お客様に本物の価値を提供し続けています。
社内において、理念の浸透、未来に繋がる高性能住宅をつくることの価値を伝え続けられてきた及川社長。
組織拡大を続け、社員が50人に迫る中で経営システムと人事制度の必要性を感じ、HOPグループにご依頼をいただきました。
成長考課目標(評価目標)は経営者や幹部の方に「会社の目標達成のため、社員に成長してほしい姿」を描いていただき、それを成長考課シート(評価シート)の目標として言語化していくという方法を取っていきます。
成長考課シートの作成にあたり、及川社長から各部門のリーダーに成長考課制度導入に向けた落とし込みをおこないヒアリングを敢行、各チームからメンバーごとの目標を挙げていただき、毎月の面談と進捗確認をおこないました。
しかし、複数の部門をまたがり、業務も多種多様な30人を超える組織で、一人ひとりの成長してほしい姿を描きながら目標設定をおこなう…
中々しっくりくる成長目標にならない、そんな状態が続きます。
トライ&エラーを繰り返す中で、全てをリセットして0から作り直すこと2回。
及川社長の中で何かが降臨したようです。
改めて家づくり全ての工程を洗い出し、各部署の業務と責任・課題点を抽出していきます。
それぞれの部署でやるべきこと・課題点が見えてくれば、あとは解決するために何をすればよいのか、実現する為にどんな人材が必要か?
次々と目標が明確になっていきます。
それは、まさに霧が晴れて眼の前に景色が広がるような状態でした。
成長考課シートが出来上がったら、次なる課題を解決していきます。
それは『バラバラ賃金問題』
「社歴が長い」「年齢が高い」「前職での給料水準のまま」などなど、中小企業の賃金は働きぶりや成果、会社の業績と必ずしも一致していないことが多いです。
例えば、本来は役職や責任が上がると共に賃金も上がっていくべきものが、図1のように、
図1 中小企業にありがちな賃金分布
役職者や成果を上げている若手社員よりも、社歴や年齢が高い社員の賃金が高いことがよく見られます。
これが起きると、中々若い社員の賃金を上げていけない状況に陥ります。
セイズ様でも、まさにこの状態が発生しておりました。
↑賃金増 役職・責任増→
図2 役職・責任と賃金を比例させた賃金分布
それを、図2のように役職・責任に応じて賃金が上がっていくように整え、成長考課シートの結果に紐付けました。
これにより、成果を出している社員・役職者により多くの賃金を払い、うまく活躍できない社員にも明確な成長目標設定や、活躍できるフィールドをアドバイスすることが可能になります。
及川社長は、これを機に社員一人ひとりと向き合われ、社員の皆さまの更なる成長と新たなキャリアへのアドバイスなどをおこない、100棟ビルダーへ向けて日々の進化と成長サポートを続けています。
進化し続けるセイズ株式会社、及川社長とそこで働く全ての皆さまが、より働き甲斐を感じ、価値ある家づくりを追求し続けられるように、我々も及川社長の描く未来をサポートし続けたいと思います。
セイズ株式会社