6月、7月の社労チームは通常業務に加えて、『労働保険年度更新』と『社会保険算定基礎届』の申告・届出期間が重なり、1年の中で1番の繁忙期です。
さらに今年は6月から定額減税が始まりました。
定額減税とは、原則、納税者とその扶養家族1人につき所得税3万円、個人住民税1万円が控除される制度です。
所得税に関しては3万円という枠を使い切るまで毎月の給与から控除をし続けなければいけないので、給与計算を実施する我々社労士や税理士には通常時の給与計算より専門的な能力を発揮する場面が増えます。
その定額減税も重なり、例年の繁忙期よりも忙しさが増して、目まぐるしい日々を過ごしました。
正直なところ、繁忙期は業務に忙殺されそうになりますが、
決して「作業」にはならないように業務を遂行していくことがとても大切だと思います。
今年も、顧問先のクライアントだけではなく、顧問先ではないクライアントから単発で『労働保険年度更新』と『社会保険算定基礎届』のご依頼も多くいただきました。
多くのご依頼をいただけることは、大変有難く幸せなことです。
来年も多くのご依頼をいただけるように、事務代行屋として「作業」するだけではなく、
『労働保険年度更新』を通じて労働者数や賃金の支払い総額の昨年度との比較をお伝えし、経営判断の材料にしてもらったり、『社会保険算定基礎届』と併せて、給与計算を請け負っていないクライアントの随時改定の届出漏れを確認したり、
中小企業のかかりつけ医としてクライアントの期待に応え、「ありがとう」と「さすが」をたくさん集めていきます。
(文責:近川 大和)