記録的な猛暑と聞き飽きるくらいの毎日から10月に入り急激に冷え込む日も多くなってきましたね。季節の変わり目に弊社でも体調を崩してしまう社員を多々見かけますが、皆様はお変わりありませんでしょうか？

税理士事務所は例年10月、11月になると冬支度の開始と共に年末から年明けにかけての繁忙期の準備を開始していきます。本年も相変わらず年末調整に向けて動き始めているわけですが、例年と大きく異なる事柄として「定額減税」への対応をどのようにするかを検討しております。多くの社員がコラムの中でも定額減税やこちらに関連した制度の投稿をしております。詳細については是非過去の投稿をご覧ください。

定額減税。私たち国民の税負担を軽くするためにと始まった制度ではありますが、実際に給与計算をされている皆様や税務処理をする私たちからすると確認事項が増えて非常に手間がかかってしまう制度でございます。国民の皆様に減税をより早く実感して欲しいということで6月の給与から控除が始まりすでに控除が終わってしまったという方、毎年確定申告をしている方は予定納税で引かれていたという方もいらっしゃるかもしれません。6月以降に転職された方やお子様が生まれた方は年末調整で改めて定額減税の金額を計算して減税の作業をさせていただきます。

個人の家族構成や環境によって減税される金額というのは変わってくるのです。国税庁からも定額減税の確認についての案内は当然出ているわけですが、非常に読みづらく煩雑です。説明書を読んでゲームを始める人がいれば、説明書は読まずにまずはスタートボタンをしてプレイするなかで感覚をつかんでいく人もいるでしょう。弊社ではできるだけ従業員の皆様が悩まずに定額減税を受けられるよう独自の質問シートを用意することになりました。質問としては扶養控除申告書と同じような内容に見えますが、従業員の皆様に適切な減税を受けていただくために税務チームで検討して作成しましたので是非ご協力をお願いいたします！！！

(文責：寺山 大裕)