労災手続

労災の手続をしていると、切った・火傷した・転んだなどの日常でもよく起きそうなケガから、荷物を持ったまま荷台から落ちた・自転車でフェンスに激突したなど、痛々しいものも見かけます。業務災害であっても、通勤災害であっても、書類作成の段階で状況を正しく理解し、労基署から質問されない「完成度の高い書類を作る」ことをモットーとしています。
この業務をしはじめたころは、連絡が来たままを書類に起こしていたのですが、ちょっとしたことでも問い合わせが来ることに戸惑っていました。「右手と書かれていますが左手ではないですか?」「どこで転んだか場所の地図ください」など、事細かに調査する労基署も大変だなぁと思えるまでに時間がかかりました。おかげで、提出物の問い合わせは減り、手続が遅延することなく手続き完了になってきたのはよかったのですが、自分が以前より疑い深くなった気がします。
手続によっては長期間やり取りをすることもあり、ケガや病気をされた方とコミュニケーションを取る場面で、一言、付け加えるよう心がけています。
「その後いかがですか?」とお声がけすることで相手の方が信頼してくれているのを実感すると、単なる手続きでも嬉しく思えます。回復されて現場に復帰したことを知らせてもらえると、喜びもひとしおです。
小さい喜びを日々見つけながら、これからも取り組んでいきたいと思っています。

(文責:小山有美)

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