HOPグループ相続チーム行政書士の山本です。
最近遺言についてお話をさせて頂く機会を頂けるようになりました。
遺言作成のご相談を受けることもあります。
しかし、相変わらず世の中では遺言を作成している人は全人口の僅か8%と、1割にも満たない人数です。
遺言を作成しない理由は、皆様それぞれあると思いますが、一番多いのは
「必要なのは解ってはいるけれど、今すぐじゃなくても良いんじゃないか」
という「問題先送り型のパターン」ではないかと考えています。
ですが、ちょっと考えてみてください。
もし、今日貴方の配偶者や親御さんやお子さんが亡くなってしまったら。
いつも通り過ごしていた人たちが突然いなくなってしまったら。
「あの人、私の事をどんな風に思っていたんだろうか」
「あの人、私たちに何か言いたいことは無かっただろうか」
「あの人は私と一緒にいて幸せだっただろうか」
こんなことを考えるのではないでしょうか。
そして悲しみに暮れているときに、もしご家族からのお手紙が目の前に出てきたら?
その手紙に家族に対する思いが書かれていたら?
「貴方達と一緒に人生を過ごせて幸せでした」と書かれていたら?
嬉しいですよね。
遺言は、亡くなった後の財産の分け方を決めておけると同時に、亡くなった後も自分の思いを遺し、伝えることが出来る非常に強力なアイテムなのです。
だから私は伝え続けます。
遺言、書きましょう。
(文責:山本 百合香)