郵便局でのキャッシュレス決済が広がっています! ~貯まったポイントを使用した場合の経理処理~

4月に小学校に入学する甥っ子に「入学祝でも送ろうか」と、先日久々に郵便局に行った時のことです。窓口の女性がにこやかに、「お支払いは現金でよろしいでしょうか?」と声をかけてくださいました。
郵便局での支払い方法といえば、長年、現金か切手、大量に手紙を出すなら別納、契約があれば後納くらいだと思っていました。

しかし、郵便局の窓口には、VISA・Master・JCBをはじめとするクレジットカード、IDやQUICPayなどの電子マネー、SuicaやPASMOなどの交通系ICカード、さらにはPayPay・LINE Pay・d払いなどのスマホ決済のマークまで!!
一部の郵便局でキャッシュレス決済が始まったというニュースをずいぶん前に耳にしていたような気がしていましたが、HOP近くの小さな郵便局にもとうとうキャッシュレス決済がやってきました。
※印紙の購入や10万円を超える切手購入など、一部キャッシュレス決済が使用できない商品がありますので、ご注意ください。

最近、コンビニやスーパーでの買い物をほとんどスマホ決済で済ませている私にとっては、カバンから財布を出し、さらにそこから現金を出すと言うのはなかなか面倒なので、郵便局でもキャッシュレス決済ができるようになったのは、非常に便利に感じました。

さらに、キャッシュレス決済で嬉しいことはポイントが貯まること。
私も利用できる場所ではなるべくd払いを使用し、地道にdポイントを貯めている一人です。

さて、ここで少しだけ経理のお話です。
事業者が、キャッシュレス決済で貯まったポイントを利用して、新たに物品を購入した場合、経理処理はどのようにすればいいのでしょうか。

会社が自社で保有しているポイントで物品を購入した場合の経理処理

①ポイント値引となっている場合
 (主に家電量販店のポイントのような企業独自のポイント制度の場合)

このような場合は、値引き処理となり、仕訳は以下のようになります。

消耗品費 450円 / 現金 450円
*消費税の課税仕入れの金額は450円となります。

②ポイント支払となっている場合
(主にTポイントやdポイントなどの各社共通ポイント制度の場合)

こちらは、ポイント分を雑収入として処理することとなり、仕訳は以下のようになります。

消耗品費 500円 / 現金 450円
雑収入50円
*消費税の課税仕入れの金額は500円となります。

~最後に~

キャッシュレス決済は、郵便局にとどまらず、多方面に拡大中です。
ぜひ、皆様も便利にお得に利用して、事業者の方は正しい経理処理をしてみてください。
また、経理処理でお悩みの方は、お気軽にHOPにご相談ください。

 

 

(文責:來山 純子)

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