コラム

年末調整前に見直す「月次決算」のスピードと質

木村 光希 2025年10月10日

2025年も残すところ3カ月を切り、社内では令和7年分の年末調整についてお客様にご案内を順次し始める時期になりました。

一方で毎月の月次決算についても繁忙時期に左右されることなく、お客様に月次報告・試算表が届けられるようにスケジュール管理も大切になってきます。

 

経営において、毎月の業績を迅速かつ正確に把握する月次決算は、「先月の経営成績がどうなっているか」をタイムリーに知ることで、適切なタイミングで次のアクションを起こすためのツールです。HOPでは、月次決算を単なる決算業務ではなく「社長の夢実現の進捗確認資料」として経営に役立つ資料を提供することを大切にしています。この月次決算の「スピードと正確性」をさらに高め、お客様の経営判断を力強くサポートするため、年末調整を控えるこの時期に、業務フローの見直しを実施しています。

月次決算が遅れる一番の要因は、必要な資料の収集と提出にかかる時間です。お客様の経理状況によって資料共有の方法は様々ですが、決済方法別・勘定科目別に領収書がまとめられていると記帳にかかる時間が大きく削減できます。紙、データのケースを問わず資料回収の方法を見直しています。

 

また、HOPではクラウド会計ソフト「マネーフォワード(MF)」の利用を積極的に進めています。MF導入の効果として、以下のような点が挙げられます。

自動連携による効率化:銀行口座やクレジットカードとの連携を強化することで、取引データの自動取り込みにより、手入力による工数を減らします。

データ共有による同時性:私たちとお客様の間で、いつでも最新の会計データを共有できるため、「今、会社の数字はどうなっているか」をリアルタイムで把握しやすくなります。

 

経営資料として活用してくださっている経営者の皆様に対して期待に応えられるよう、試算表を早く正確に、そして経営に役立つ資料を追求したいと思います。

ご不明な点や、経理業務についてご要望がございましたら、どうぞお気軽に税務課の社員にご相談ください。

 

(文責:木村 光希)

 
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