期待役割を明確にした賃金テーブルで採用時の迷いがなくなった事例

ご相談内容

従業員を新規に採用する際に、何を基準に給料を決定したらよいかわからない、というご相談でした。

現状分析と改善策

具体的な原因

中途採用者は以前の勤務先での給料をベースに採用時の給料を決定されていたようですが、既存の従業員の給料との整合性が合わなくなりつつありました。

解決策

以下のご提案をいたしました。

1.全従業員の職務内容・職責・給料をリスト化し整理する

まずは現状をしっかりと整理することから始めます。

2.会社が従業員に求める期待役割を整理する

経営者の方にじっくりとヒアリングし、どのような期待役割を担ってほしいのか、それに対してどのくらいの水準の給料を設定するのか、を整理していきます。

3.期待役割を明確にした賃金テーブルを作成する

今後はこの賃金テーブルに基づいて、新規に採用した従業員の給料を、一定の軸をもって決定することができるようになります。また、既存の従業員の給料とも整合性が取れるようになります。

まとめ

成長企業診断において、従業員満足度の診断項目として、「経営者の意思を反映した賃金テーブルを有していますか」という質問を設定しています。
従業員が少ないうちは、個別に相談しながら賃金を決定することが多いと思いますが、従業員が増えてくると、個々の対応では全体での整合性が取れなくなり、従業員の不満にもつながります。だからと言って、単に賃金テーブルだけを即席で用意しても、会社の経営理念やビジョン、売上や利益とリンクせず、いずれ破綻をきたす可能性も高くなります。

大切なのは、「経営者・会社が従業員に期待する役割を明確にした賃金テーブル」の設計・運用であり、腰を据えて取り組む必要があります。

 

 

(文責:土田 真吾)